Podcast第028回目「ビジネスにメールマーケティングを採り入れるシンプルな方法」

今回のテーマは
「ビジネスにメールマーケティングを採り入れるシンプルな方法」
メールマーケティングを採り入れるには、
一体どうすればいいのでしょうか?
とりあえず、メールを送る…
というほど簡単なものではありません。
そのキモがあります。
・会社の中で、メールを書くべき人とは?
・その人が書くべき理由とは?


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【向井】 こんにちは、向井です。
【杉田】 こんにちは、杉田です。
【向井】 コンテンツマーケティング集客のツボ、ポッドキャスト始まります。今回は前回に引き続きメールマーケティングの話をしていきたいと思います。で、具体的に、じゃあ、どうやって書くのかっていう話をしようということを前回言ってたと思うんですけど。
【杉田】 はい、知りたいです。
【向井】 結論から言うと、社長が書くことです。
【杉田】 何でですか?
【向井】 結論から言うと。これ何でかっていうと、いろいろ理由はあるんですけど、まず1つとしては、そのご自身がやってるビジネスに対して思いがあるのって社長なんですよ。
【杉田】 確かにね。
【向井】 これは、いろんな人と会っててすごい思うんですけど、経営層、特に社長と従業員、雇われてる人たち、もうこれ全然、何て言うか立場が違うわけじゃないですか、まず。立場が違うと、はっきり言うとこっちの従業員の人たちは考えてないです。
【杉田】 会社のことを?
【向井】 そう。
【杉田】 そうだろうね。
【向井】 って僕はいろいろ、いろんな人と話しして感じました。だから、ありません? そういうの。
【杉田】 いや、分かるよ。
【向井】 だから、何でこのビジネスやってるのかとか、どうしていきたいのかとか、誰向けにやりたいのかとかって、社長はあると思うんですよ。ないやつは死んでくれっていう話ですけど。でも、従業員の人ってはっきり言うと目の前の仕事が1番大事なわけじゃないですか。だって、それをこなして評価されるわけでしょ? ってなると、本当に共感されるメールとかって書けないんですよ、この下の人たちって。だって、見てる目線が違うから、例えばで言うと、大学まで数学を勉強してた人と中学校までしか数学を勉強してない人って、多分、例えがちょっと分かりづらいかもしれないけど、数学に対する思いって全然違うはずなんですよ。
【杉田】 数学を専攻してね。
【向井】 そう。だから例えば、僕全然知らなかったんですけど、1+1って、これみんな2じゃないですか。これ無意識的にっていうか信じてるじゃないですか。これちゃんと証明しないと駄目なんですって、なぜ2なのか。っていう話なんですよ。だから、それがあったうえでの1+1=2っていうのは意味違うでしょ?
【杉田】 意味違うと思う。
【向井】 だから、この商品が仮にあったとしても、この商品っていうのは単純に従業員の人からすれば売り物みたいな立場かもしれないんだけど、社長にはそれプラス思いがあるわけなんですよ。で、この思いっていう部分が響くわけですよね、読んでる人からすれば。クソみたいなセールだけ送ってくるようなメールって腐るほどあると思うんですけど、そういうのじゃないっていう話ですよ。じゃあ、ここから買おう、ここの人だったら。メールで1通で変わるわけじゃないんで、読んでる人の気持ちが、信頼を一気にガサッと取れるわけじゃないんで、それまた違いますけど、でも、オッと思ってくれたり人間味を感じてくれたり。だけど、従業員だけに任せてると、まずミスしたくないとか、他社の何たらかんたらを見てそれをまねるとか。他社がどういうことをしてるかって言ったらすごい無難なメールしか送ってないわけですよ。それをまねようとするから人間味も出ないし、つまんないんですよね、読み手としては。それは解除したくなるわみたいな話です。だから、社長としての思いとか、どういうことをしたいのか、なぜこれをつくったのかとか、いうところを書くためには、やっぱり社長が書くしかないんですよね。これが、だから1番メールマーケティングにおいてうまくいく秘訣です。現実問題、書くこともできないと思うんですよ、忙しいと思うし。じゃあ、代筆を立てるっていう話なんですよね。代筆を立てるときに、じゃあ、誰に書かせるかっていう話ですよ。で、単純に、書けよって言ったら、それこそ書き方みんな知らないから、メールマーケティングの本とかもないですよね。あんまり見たことない。
【杉田】 メールマーケティングね、コピーライティングの本だね、勉強したのは。
【向井】 そうなるとあれですよね。コピーライティングの本って初心者が読んでも分かるものじゃないですからね。
【杉田】 フォーマット的なやつに当てはめるんじゃない?
【向井】 そうか。じゃあ、結局やっぱり他社をまねてっていう話ですよね。そうなると、薄っぺらいメールができて、何じゃこれ、みたいな話だと思うので、結局やっぱり社長自身のネタというか思いとかいうのをきちんと伝えてあげて、伝えたものをリライトしてみたいな。社長忙しいと思うので、別にこうやって30分ぐらいしゃべればいいんですよ。録って、それを何回かに分けるみたいな、っていうふうにすれば全然、現実的には可能だと思いますね。また自分1人でしゃべって完結してしまったっていう。
【杉田】 なるほどね、そうだね。あとは別に、実際知らない人がライティングするとしても、インタビューすれば……。
【向井】 いや、絶対しますよね。
【杉田】 もちろん社長であるとしても、開発当時にいた技術者さんとか商品担当の人とか、ほかに販路を広げた人とか、いらっしゃるわけじゃない、それの最初のころから関わっているような人って。その人はその人で、何か物語みたいなのがきっとあって、そこで何か削られて削られて残ったのが多分その商品ってなってることが多いと思うから、企業さんって。それの物語を語るっていうこと自体はあるんでね、
【向井】 まさにおっしゃるとおりですね。だから、今ちょっと手伝ってる高久さんって、インタビューとしても出てもらってるんですけども、その人の打ち合わせに付いて行ってて、各事業部の担当者とか、場合によっては本部長とか、役員一歩手前とか、役員の人●(06:57)、でも、そういう人たちの話を聞いてすごく思うのが、これは卵が先かニワトリが先かって話ですけど、大企業でも社内で出世する人って絶対思いがあるんですよ。俺はこう思うみたいな哲学っていうか。それは、そういうのがあるから出世するのか、それともやっていく中で徐々に醸成されていってできたのか、それは分かんないですけど、でも、少なくともみんなある、というか、じゃないと上に立てないと思うんですよね。これどう思います? これ僕ちょっと分かんないですけど、そのリーダーシップ論とかに関しては。
【杉田】 いや、でも結局のところ、ドラッカーの話で言うと、リーダーシップは一貫性によって支えられるっていう話があるでしょ? あれって結構すごいなって思ってる部分もあって、そういう人っていうのってある程度哲学から来てるでしょ? それがない人って、ある程度コモディティ化してるわけですよ、それって。だから世間が、例えばナイトプールいいって言えばナイトプールになるし、インスタ映えを気にするんだったらインスタ映えっていうところにいくし、それはそれで必要なことなのかもしれないけど、でも、それって企業としてすごく危ういじゃないですか。
【向井】 危うい。
【杉田】 そいつが上に立つ企業ってヤバいでしょ?
【向井】 ヤバい、それはヤバい。
【杉田】 そこがある程度、別にいい悪いは分かんないけど、こいつはこういう人っていう哲学があって、それをつら抜いてる人ってある程度予測はできるし、会社としてそっちに、方向的に進みたいか、進みたくないかで取捨選択できるから、だから、その人は出世できるか、本当に出世できないかどっちかだと思うけど、だからその選択肢に入ると思うのね。そうじゃない人って多分選択肢に入らないんだよね、多分ね、大企業の上に立ったことがないから分かんないけど。でも、それはきっとあって、もちろん気に入られる、気に入られないとか、その会社の方向性に合ってる、合ってないとか、そういうのはあるんだと思うんだけど、でも、そういうのはすごい大事で、こいつっての何者なの? っていうのが見えないっていうのが1番怖いから。だからそれは、もしかしたらそこに通じてるのかもしれないなっていうのはある。
【向井】 これマジ超余談なんですけど、自分のポッドキャストじゃなかったら絶対カットするところなんですけど、うちの父親は大企業の部長を務めてたんですよ。で、聞いてちょっとびっくりしたのが、メルマガ書いてたんですって、部署向けに。
【杉田】 血は争えないね。
【向井】 全然総務とかのあれなので、へえーと思って。なぜ? みたいな。
【杉田】 メーリスみたいな感じかな。
【向井】 なんですかね、分かんないですけど。でも、やっぱり言いたくなるんじゃないですか? 父親が現役、別に今も働いてますけど、現役のときとかはそういう話とかはしなかったですが、何かやっぱり思うところがあるんじゃないですかね、そういう人たちって、リーダーとしての。確かにない人は選びようもないですもんね。
【杉田】 だと思うし、誰かがいてその人っていう感じになっちゃうと思うから、結局は。だから、誰かにくっ付いてて、例えばサブでとか、その人が社長になったときに、例えば参謀的な感じでいるっていう人はもちろんいるかもしれないけど、でも、そのトップに立つってそうじゃないから、だから、そこは大きい思うんだよね。
【向井】 確かに。ワンピースのルフィがみんなの意見聞いて、じゃあ……。
【杉田】 今日やめとく? みたいな。
【向井】 じゃあ、グループライン入ろうかなみたいな。
【杉田】 そう。とりあえず、やつは海賊王になりたいって言ってるだけだから、別に能力は伴ってなくても、あいつはどんな強敵に出会ったとしても、俺が海賊王になるって言うっていう仕事を果たしてるから船長としてやっていけるわけで。
【向井】 確かに。みんなの意見聞いて、やっぱり、じゃあ行こうかなってならないですよね。
【杉田】 一応、今回カイドウはやめておこうみたいに、状況的に考えてカイドウはやめようみたいな話にならないわけじゃないですか。海賊王になるために、あいつぶっ飛ばさなきゃいけないみたいな、方法は分かりませんみたいな、おまえら頑張れみたいな。ある意味それがリーダーシップであって、方向は絶対決めてくれる。
【向井】 でも、逆に言うと、それを言うからには責任もてっていう話ですもんね。分かる。
【杉田】 だから、それは哲学がある人は責任をもつっていうよりも、アイデンティティーがあるから、その方向性に。だから、見えないじゃないけど、一応そこはかぶらざるを得ないから。か、死ぬかだからね。
【向井】 そうです。実際本当メールとか、マーケティングにおいても全部そうですけど、マーケティングって変な話、ツールじゃないわけですよね? 思うんですよ。何かいろいろ出るじゃないですか、LINE@とかインスタグラムとか、どんどん新しいのが出てくるわけですよ、SNOWとか。でも、それはあくまでもツールであって、そこに引っ張られて行く人ってリーダーではないですよね。小魚みたいな。
【杉田】 コバンザメみたいな。
【向井】 コバンザメほどいいものないです。もっと自分がマーケティングで、これを伝えたいっていうのあって、そのツールとしてこれを使うみたいな。
【杉田】 最適だなって思うやつを選ぶっていうことだよね。
【向井】 そうそう、本当思いますけどね、マジで。でも、逆に経営者とかそういうところ見てないもんなと思います、大きいところの経営層とか、本部長クラスとかになってくると。
【杉田】 でも、と言いつつ、3番●(13:09)じゃないですか。それは、振り回されるんだけど1番は嫌みたいな。でも、2番もちょっと怖いみたいな。3番の出がらしぐらいでちょうどいって、何かいまいちみたいな。
【向井】 それは社長です。だから、これ本当にすごいなと思うのが、日清食品ってあるじゃないですか。あそこはマジですごい。あの会社は本当にすごい。これ父親にも聞かされてたんですけど、あそこで役員になれる人、本当にガチの人だけ。で、しかも、社内で食い合いしてるんですよ。これ絶対NGなんですよ、普通は。カニバリズムといって、例えばどん兵衛の担当とUFOの担当とチキンラーメンの担当とカップヌードルの 担当、これ全部違うんです。
【杉田】 カップラーメン部じゃないんだ。
【向井】 あり得ないですよ、これ他社だったら。で、それぞれ競わせて。
【杉田】 ブランドごとで別会社みたいな、競合他社なんだ、なるほどね。
【向井】 そう、社内で。あり得ないんですって、これって、社内だったら、食い合うんで。P&Gとかでもそれぞれブランドマネジャーとかあるけど、あんまり変わらないでしょ? P&G、商品何があるか分かんないけど。日清だけはガチ。だから、そこで役員に選ばれる人って本当にガチなんですって。実際、だからそれを反映してM&Aとかもすごいしてるんですよね、日清食品って。例えば有名なところで言うと明星食品、一平ちゃんのところ。あそこもともと同じじゃないですか、カップ焼きそば。で、何か外資のハゲタカファンドに買われそうになったんですって。そこにホワイトナイトって、いや、俺らが助けるって言って出てきて、そのときに言ってたのが、今も社長やってる宏基さんという人、あの人の息子、安藤百福さんの。あの人三男ですけどね、今の社長は。これから食品業界、今までの食品業界っていうのは全然M&A、要は業界の統合っていうのは行われてなかったけど、これから行われていくだろうみたいな。実際いろんなとこどんどん買収してるらしいですよ。いや、すごいなと思って。これは単純に、多分企業の風土だと思うんですけど、SNSのマーケティングとかめっちゃやってません?
【杉田】 うん、やってるね。
【向井】 Facebookとか見てもすごい。この頻度でコンテンツつくれるってどういうこと? っていうレベルでやってますよね。みんな3カ月に1回とかじゃないですか、各企業。でも、日清だけガチなんですよね。1週間に1個ぐらい上がってくるレベルですよ。初音ミクとコラボったりとか。わりとトヨタとかもそんなふうですよね。だから、王者の貫禄じゃないですけど、あぐらかいてないよなってすごい思いますよ。
【杉田】 王者に本気出されたら勝てないよね。
【向井】 今、何の話でしたっけ?
【杉田】 メールマーケティング。
【向井】 そう、メールマーケティング。結局、だから社長の話っていう話です。だから、本当、全然メールマーケティングしたい人がいらっしゃれば相談に乗りますけど、そこですね、お手伝いできるがどうかっていうのは。これを何としても広めたいみたいな思いがあるかどうかっていうのはすごい重要です。
【杉田】 思いがあるか、思いがある人を引っ張って来れるか、どっちかっていうことですね。
【向井】 そう。だって、じゃないと書けないですもん。商品のスペックとか書いてもフーンっていう感じでしょ?
【杉田】 そりゃそうだと思うわ。
【向井】 違い分からないもんね。だってWindowsのパソコンって腐るほどあるじゃないですか。でも、分かんないでしょ? その違い。NECと東芝とソニー? VAIOちゃんはわりとスペック度高いイメージがありますけど、ブランドイメージ。
【杉田】 わかんないね。
【向井】 分かんない、分かんない。だけど、Macってブランドでしょ? あれはジョブズがつくった、あるじゃないですか。ほかとは違うって言ったら変だけど、パソコンじゃないよみたいな、Macだよみたいな。分かるわ、それっていう、何とも表現できない感じですけど。そういうのがないとっていう話です。というわけで、本当メールマーケティングというか、マーケティング全般に言えることだと思うんですけど、成功する部分としてはそこですね。社長が書く。要は社長主導でやるっていうことです。っていうところでした。では、ちょっと長くなりましたが、ありがとうございました。
【杉田】 ありがとうございます。

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