今回のテーマは
「警告!あなたの専門性は錆びついてるかも?」
あなたの専門知識は錆びついていませんか?
きちんとアップデートしていますか?
とある調査によると、20年プレイヤーよりも
5年プレイヤーの方が技術が高いそうです。
まぁその理由は…
・専門性が錆びついた人の話
・専門性が錆びつく理由とは?
・クライアントが受注者に求める専門性とは?
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【向井】 こんにちは、向井です。
【杉田】 こんにちは、杉田です。
【向井】 コンテンツマーケティング集客のツボ、ポッドキャスト始まります。というわけでなんですけど、早速なんですが、ちょっと僕最近嫌なことというかがっかりしたことがあったんですよ。長く、なんだかんだ言ってこの仕事を始めて4〜5年ぐらいたってるわけなんですけど、いろんな人に会うじゃないですか、4〜5年もたてば。本当、会っただけの名刺交換しただけの人もいれば、一緒に仕事したことがある人とか、いろいろいるじゃないですか。それで、4年前とか3〜4年前ぐらいに一緒に仕事した人と久々に会ったんですよね。そしたら、その人の仕事ぶりを見ると、何か劣化してるなってすごく感じたんですよね。何かそれを見るのがすごいいたたまれなかったです。何て言うんでしょう、あんまり具体的に言うと特定できてしまうかもしれないので、例えばですけど、とある分野の専門家っていうことで言われてるんですけど、その人の話を本当1年、2年ぶりぐらいに聞いたんですよね。聞くタイミングがあったんで聞くと、何か全然、まず素人レベルに戻ってると思ったんですよね、と感じました。実際知識レベルとかも多分抜けちゃってるんじゃないかなっていう感じだったんですよね。何かそういう人いません? 別に杉田さんの周りだったらいないですか?
【杉田】 いや、いなくはないよ。やっぱりその、結局、専門性って風化するじゃないけど変化するものが多いから。それもあるし、あとは単純に怠ってるっていうのもあるし。
【向井】 僕だからそういう人も含めて思うんですけど、まず勉強不足だと思うんですよ。この話の内容、絶対勉強してないだろうなみたいな、知識のアップデートされてないし。だからどんどん抜けていってるしみたいな。で、もう1つが実地訓練してなさすぎみたいな。もちろん勉強だけじゃね。その人本なんか読んでも意味ないみたいなことを言ってたような方なので、よう言うなと思うんですけど、もちろん本読んだだけで仕事がうまくいくんであれば、それは大学教授が1番うまくいってるっていう話じゃないですか。だけど現実そうじゃなくて、だから、もちろん実地訓練というか、実地で試すということが必要ではあると思うんですけど、やってないんだろうなみたいな。いません? 杉田さんもお手伝いされてる企業さんいるから分かるかと思うんですけど、打ち合わせとかで案を出すじゃないですか。そのときに出してくる案がすごいバックリしたような案の人って結構いません?
【杉田】 普通じゃない? そっちのほうが普通でしょ。
【向井】 だからすごい、いや、いいんですよ、素人だったら。でも、例えばチームでやるんだったらそれぞれ役割ってあるじゃないですか。お客さんをつかまえて来る営業の人だったり商品をつくる人だったり。あとは、もしこれ両方ともできないんであれば金引っ張って来る。この3つがあれば大体スタートアップってうまくいくんですって。なのに何かなと思って。どれをするわけでもないのに、口だけ適当な案を出して来るやつって世の中多いじゃないですか。すごいイラっとするんですよね。それ誰がやるの? みたいな。それやってもいいですけど、お金これぐらいかかりますよみたいなこと言うとヒューンみたいな。何かマジでマーケティングって勘違いしてますよね、魔法の杖みたいな。本当、何でしたっけ、マーケティングの魔術師? マーケティングの魔術師に頼むのも金いるからなみたいな。
【杉田】 そうだよね、そりゃそうだよね。莫大なお金かかっちゃう。逆にお金かかっちゃう。
【向井】 そう。だから、さっき杉田さん、そのスタートアップどうこうっておっしゃってたんで。
【杉田】 これの前ね?
【向井】 そうそう、これ撮る前に。そういう人多いんじゃないですか?
【杉田】 多いよ。
【向井】 やりたい、これがやりたいみたいな。
【杉田】 めちゃくちゃ多い。めちゃくちゃ多いからこそ、でも仕事があるんじゃない? って思ってるけどね。
【向井】 でもお金出せれるんですか? そういう人って。
【杉田】 だから一緒につくる必要はある。やっぱりお金持ってない場合はその人につくってもらって、そのお金をもらう必要があるっていう、考え方としてはね。ただ、俺がそのゼロイチっていうところに対しての情熱がすごくあるかっていうと、そんないろんなところでゼロイチってきついから、結局は。一生のうちに1回とか、そんなレベルじゃないですか、本当にできるのって。だから、いろんな人のゼロイチを手伝っていく中で成長してもらって、そこは。それできたらお金もらうっていう。
【向井】 いろんなところにベットするわけですね? それのうちどこか、いくつか返って来るみたな。
【杉田】 そうそうそう、意味合いとしてはちょっと違うかもしれない、考え方としては。
【向井】 でも、本当思うのが、そういう意味でいうと、専門性、すごい大事だと思うんですよ。さんざんここのポッドキャストでも言ってるかと思うんですけど、まず、そもそも定義できてないんですよね。
【杉田】 何の?
【向井】 専門性って。みんな結構機能面の専門性じゃないですか。分かりますか?
【杉田】 例えば?
【向井】 例えば、それこそこの動画って、別に僕が録って編集してるわけですけど、動画の専門家って。
【杉田】 撮影の?
【向井】 っていうか動画の専門家。
【杉田】 動画全般ね。
【向井】 そう。腐るほどいるわけじゃないですか。
【杉田】 そうだろうね、やってる人は。
【向井】 だけど、僕みたいな立場からすれば、やってほしいことってただ動画を録ってほしいというわけじゃないんですよね。っていうか世の中多分、きっとそうだと思うんですけど、ディレクションしてほしいんですよ、現場で。でも、世の中たいていの動画の撮影の人って、ただ単にカメラセッティングして画角を決めて録るだけみたいな、おまえいらんやん、みたいな。それ教えといてみたいな。で、カメラ借りてきてサーッと録るみたいな話だと思うんですけど。
【杉田】 そりゃそうだよね。本当に必要な場合はあるよ。例えば、某、超有名なスピーカーの人を海外から招いて幕張メッセで2,000人ぐらいやった場合って、この人の体の一部が画面の外にフレームアウトした瞬間に切れるって言われてるからね、その人たちは。それはもう素人には絶対無理。しかも超望遠だから、すごい、ちょっとのって言われてるみたいなのはあるけど、普通の場合っていらないよね。何なら編集だって別に、何かテンプレとかにポコって入れれば全然できるし、何なら字幕だって、今しゃべり認識して付けてくれるみたいなのもあるじゃないですか、精度は低いけど。
【向井】 これからですもんね。
【杉田】 いらないからね。
【向井】 これiMovieで動画編集してるんですけど、iMovieあれば全然できますもんね。Windowsはムービーメーカーですか?
【杉田】 ムービーメーカーちょっとしょぼいけどね、できる、できるよ。できるし、動画編集なんて基礎的なことで言えば、別に1日やればすぐ覚えられる、苦手じゃない人だったら、全然使えるよ。
【向井】 分かります。iMovieも何かパソコンで調べて、とりあえずやりながらあれですもん。
【杉田】 そうなんだよ。この困ったときに、それをGoogleで聞けば大体は分かるから。
【向井】 最初のハードルはちょっと心理的な抵抗はありますけど。そう、だから、もちろん動画もそうだし、クリエイティブ系。
【杉田】 デザインとかね。
【向井】 そう、デザイナーとかも言われたことそのままやるみたいな、その言われたことを。あったんですよね、それも。何かいついつまでにつくれって言ってるのにつくってこないみたいな。つくってこなくて間に合わないのに連絡がない。で、連絡するとものすごい不機嫌なのが返ってくる。おまえバカなの? みたいな。何か最低限できないっていうか、それはちょっとアウトオブ眼中かもしれないですけど。
【杉田】 それもう全然違う話だね、もはやね。
【向井】 だけどつくるっていうのが仕事じゃないですか、それって機能面じゃないですか。でも顧客が1番求めてるのってそこじゃないじゃないですか。もっとこう、何を最初にしたいかっていうことをきちんと聞いてもらわないと、と思いますよね。だからこっち、頼む側からしたら頼めないですよね、変な話。
【杉田】 俺が1番最初に入った会社で今でも、いろいろあるんだけど、いい話だなって思うのは、お客さんって基本的に自分のしてほしいことを言ってくれないからっていう話。それは、もちろん知識が足りなくてっていう意味合いもあるし、イメージとして自分の中のイメージはこれっていうのがあるから、だからそのまま聞いたら仕事にならないって言われてて、っていうのは言われていて。
【向井】 だから専門性がいるっていうことね?
【杉田】 そうそうそう。お客さんが青って言ってるのは、何で青っていうことを言ってるのかっていうのをくみ取ってあげて、今の時代は緑ですよって出してあげないと。それはもう仕事じゃないからっていう話はすごいされたから、それはすごいいい話だなと思って。
【向井】 分かる。作業なんですよね、言われたことをやるっていうのは。
【杉田】 それはもう完全にロボットができる世界になっちゃうから。
【向井】 確かに。だから何かホームページ制作とかも最近AIがデザイン勝手に組んでくれてみたいのあるらしいですね。
【杉田】 あるでしょう、そりゃそうでしょう。勝てないですよ。
【向井】 勝てないですよね。
【杉田】 絶対勝てない。
【向井】 本当。だからイベント制作系の話でもあるんですけど、ぶっちゃけデザインなんて、言っちゃ悪いけど、テンプレみたいなもんだと思うんですよね、僕は。
【杉田】 でもある程度はそうじゃない? 理論があるから、一応ね。
【向井】 ですよね。であればもはや、結局大企業とかでも問われるのはROIなんですって。当たり前の話ですけどね。ようやく来たんです、マーケティングの時代が。
【杉田】 それじゃあコピーライターもそうじゃないですか。AIでものすごい……。
【向井】 らしいですね。
【杉田】 反応がいい言葉をネット上から集めてきて、それを並べてある程度整合性とれるやつにできるみたいなのがあるらしい。
【向井】 だから、そう考えると何なんだろうなっていうのがありますけどね。
【杉田】 ディレクションとコンサルティングは人間にしかできないから。
【向井】 と企画ですよね。そう、分かる。だから僕、別にあれですもんね。広告とかマーケティングの企画ができるっていうのは、多分1番僕の強みというか好きなとこでもあるんで。そこは多分なくならないと思うんですよ。コンピューターはきっとあんまり予測ができない、できるのかな?
【杉田】 ある程度はできるんじゃない?
【向井】 ある程度予測できますけど、それが果たして正しいかっていう話ですよね。まあ、分かんないですけど。詳しい人、またよろしくっていう感じですけど。いずれにしても専門性、専門性の中身の話ですね、今日したのは。というわけで、ただ単に専門性を磨くだけじゃなくて、機能面の専門性ではなく、きちんとお客さんのニーズに応えるっていう意味の専門性ですね。
【杉田】 そうだね。もしくは、本当に専門家の人って、本当に超めちゃくちゃ最先端じゃないけど、すごい研ぎ澄まされてる専門家も必要だと思うだよ。Googleアナリティクスをもう血反吐が出るぐらい毎日見続けて、毎日やり続けてるみたいな人、その人は別にもういらない、だからそういうの。それが超プロみたいな。でも中途半端な人が多いから、だったらどっちか。本当に山にこもって陶芸してるみたいな感じくらいに、もうそれ以外全く捨てるのか、ちゃんとお客さんのニーズに応えて、っていうちゃんとした話が聞ける専門家みたいなのになるか、どっちかしか生き残れないですよね。
【向井】 分かるわ。前お台場に行ったんですけど、レインボーブリッジって歩いて行けるんですよ、お台場のほうから芝浦のほうに。逆もしかりですけど。●(13:02)。で、時間がちょっと微妙だったので、タクシーの運転手さんにレインボーブリッジの入り口に行ってくださいと。で、歩いて行けるんで、歩いて行けるところの入り口って言ったら、すごいそこら辺をクルクルし始めて。結局何か1周ぐらい。お台場って結構網目状ではないですけども頑張ればクルクル回れるじゃないですか。で、1周され、何かちょっと向井さんものすごい不機嫌になり、時間が微妙だったので、ここですみたいな、次右とかいちいち全部言わないといけなくて、何か、何て言うんですか、お台場の駅に止まってる運転手だったら分かってるとこっちは思うじゃないですか。
【杉田】 まあね、まあまあ、そう思うと思うよ。
【向井】 本当お金払いたくなかったですけど、払いましたけどね。
【杉田】 確かにそう思うと思う。
【向井】 やや説明が悪かったなとか、自分のとか、そういう反省してますけどね。そのレベルだと思うんですよ、みんな、たいていの会社って。
【杉田】 そうだろうね、そうだと思う。何かカーナビいじくって車を運転する仕事じゃないぜっていうことでしょ?
【向井】 そうそうそう、自動運転でいいぜみたいな、それだったら。
【杉田】 快適に目的地に連れて行ってくれっていうことでしょ? 僕の仕事、そっちじゃないよ、こっちだからね。
【向井】 タクシーは乗せることが仕事じゃないっていう話です。ちゃんとそこに間に合うっていう、お客のニーズがあるから。
【杉田】 そうだね、何に金払ってるかだね。
【向井】 っていう話です。まとまってますかね? ちゃんと。じゃ、こんな感じで、ありがとうございました。
【杉田】 ありがとうございます。
【杉田】 こんにちは、杉田です。
【向井】 コンテンツマーケティング集客のツボ、ポッドキャスト始まります。というわけでなんですけど、早速なんですが、ちょっと僕最近嫌なことというかがっかりしたことがあったんですよ。長く、なんだかんだ言ってこの仕事を始めて4〜5年ぐらいたってるわけなんですけど、いろんな人に会うじゃないですか、4〜5年もたてば。本当、会っただけの名刺交換しただけの人もいれば、一緒に仕事したことがある人とか、いろいろいるじゃないですか。それで、4年前とか3〜4年前ぐらいに一緒に仕事した人と久々に会ったんですよね。そしたら、その人の仕事ぶりを見ると、何か劣化してるなってすごく感じたんですよね。何かそれを見るのがすごいいたたまれなかったです。何て言うんでしょう、あんまり具体的に言うと特定できてしまうかもしれないので、例えばですけど、とある分野の専門家っていうことで言われてるんですけど、その人の話を本当1年、2年ぶりぐらいに聞いたんですよね。聞くタイミングがあったんで聞くと、何か全然、まず素人レベルに戻ってると思ったんですよね、と感じました。実際知識レベルとかも多分抜けちゃってるんじゃないかなっていう感じだったんですよね。何かそういう人いません? 別に杉田さんの周りだったらいないですか?
【杉田】 いや、いなくはないよ。やっぱりその、結局、専門性って風化するじゃないけど変化するものが多いから。それもあるし、あとは単純に怠ってるっていうのもあるし。
【向井】 僕だからそういう人も含めて思うんですけど、まず勉強不足だと思うんですよ。この話の内容、絶対勉強してないだろうなみたいな、知識のアップデートされてないし。だからどんどん抜けていってるしみたいな。で、もう1つが実地訓練してなさすぎみたいな。もちろん勉強だけじゃね。その人本なんか読んでも意味ないみたいなことを言ってたような方なので、よう言うなと思うんですけど、もちろん本読んだだけで仕事がうまくいくんであれば、それは大学教授が1番うまくいってるっていう話じゃないですか。だけど現実そうじゃなくて、だから、もちろん実地訓練というか、実地で試すということが必要ではあると思うんですけど、やってないんだろうなみたいな。いません? 杉田さんもお手伝いされてる企業さんいるから分かるかと思うんですけど、打ち合わせとかで案を出すじゃないですか。そのときに出してくる案がすごいバックリしたような案の人って結構いません?
【杉田】 普通じゃない? そっちのほうが普通でしょ。
【向井】 だからすごい、いや、いいんですよ、素人だったら。でも、例えばチームでやるんだったらそれぞれ役割ってあるじゃないですか。お客さんをつかまえて来る営業の人だったり商品をつくる人だったり。あとは、もしこれ両方ともできないんであれば金引っ張って来る。この3つがあれば大体スタートアップってうまくいくんですって。なのに何かなと思って。どれをするわけでもないのに、口だけ適当な案を出して来るやつって世の中多いじゃないですか。すごいイラっとするんですよね。それ誰がやるの? みたいな。それやってもいいですけど、お金これぐらいかかりますよみたいなこと言うとヒューンみたいな。何かマジでマーケティングって勘違いしてますよね、魔法の杖みたいな。本当、何でしたっけ、マーケティングの魔術師? マーケティングの魔術師に頼むのも金いるからなみたいな。
【杉田】 そうだよね、そりゃそうだよね。莫大なお金かかっちゃう。逆にお金かかっちゃう。
【向井】 そう。だから、さっき杉田さん、そのスタートアップどうこうっておっしゃってたんで。
【杉田】 これの前ね?
【向井】 そうそう、これ撮る前に。そういう人多いんじゃないですか?
【杉田】 多いよ。
【向井】 やりたい、これがやりたいみたいな。
【杉田】 めちゃくちゃ多い。めちゃくちゃ多いからこそ、でも仕事があるんじゃない? って思ってるけどね。
【向井】 でもお金出せれるんですか? そういう人って。
【杉田】 だから一緒につくる必要はある。やっぱりお金持ってない場合はその人につくってもらって、そのお金をもらう必要があるっていう、考え方としてはね。ただ、俺がそのゼロイチっていうところに対しての情熱がすごくあるかっていうと、そんないろんなところでゼロイチってきついから、結局は。一生のうちに1回とか、そんなレベルじゃないですか、本当にできるのって。だから、いろんな人のゼロイチを手伝っていく中で成長してもらって、そこは。それできたらお金もらうっていう。
【向井】 いろんなところにベットするわけですね? それのうちどこか、いくつか返って来るみたな。
【杉田】 そうそうそう、意味合いとしてはちょっと違うかもしれない、考え方としては。
【向井】 でも、本当思うのが、そういう意味でいうと、専門性、すごい大事だと思うんですよ。さんざんここのポッドキャストでも言ってるかと思うんですけど、まず、そもそも定義できてないんですよね。
【杉田】 何の?
【向井】 専門性って。みんな結構機能面の専門性じゃないですか。分かりますか?
【杉田】 例えば?
【向井】 例えば、それこそこの動画って、別に僕が録って編集してるわけですけど、動画の専門家って。
【杉田】 撮影の?
【向井】 っていうか動画の専門家。
【杉田】 動画全般ね。
【向井】 そう。腐るほどいるわけじゃないですか。
【杉田】 そうだろうね、やってる人は。
【向井】 だけど、僕みたいな立場からすれば、やってほしいことってただ動画を録ってほしいというわけじゃないんですよね。っていうか世の中多分、きっとそうだと思うんですけど、ディレクションしてほしいんですよ、現場で。でも、世の中たいていの動画の撮影の人って、ただ単にカメラセッティングして画角を決めて録るだけみたいな、おまえいらんやん、みたいな。それ教えといてみたいな。で、カメラ借りてきてサーッと録るみたいな話だと思うんですけど。
【杉田】 そりゃそうだよね。本当に必要な場合はあるよ。例えば、某、超有名なスピーカーの人を海外から招いて幕張メッセで2,000人ぐらいやった場合って、この人の体の一部が画面の外にフレームアウトした瞬間に切れるって言われてるからね、その人たちは。それはもう素人には絶対無理。しかも超望遠だから、すごい、ちょっとのって言われてるみたいなのはあるけど、普通の場合っていらないよね。何なら編集だって別に、何かテンプレとかにポコって入れれば全然できるし、何なら字幕だって、今しゃべり認識して付けてくれるみたいなのもあるじゃないですか、精度は低いけど。
【向井】 これからですもんね。
【杉田】 いらないからね。
【向井】 これiMovieで動画編集してるんですけど、iMovieあれば全然できますもんね。Windowsはムービーメーカーですか?
【杉田】 ムービーメーカーちょっとしょぼいけどね、できる、できるよ。できるし、動画編集なんて基礎的なことで言えば、別に1日やればすぐ覚えられる、苦手じゃない人だったら、全然使えるよ。
【向井】 分かります。iMovieも何かパソコンで調べて、とりあえずやりながらあれですもん。
【杉田】 そうなんだよ。この困ったときに、それをGoogleで聞けば大体は分かるから。
【向井】 最初のハードルはちょっと心理的な抵抗はありますけど。そう、だから、もちろん動画もそうだし、クリエイティブ系。
【杉田】 デザインとかね。
【向井】 そう、デザイナーとかも言われたことそのままやるみたいな、その言われたことを。あったんですよね、それも。何かいついつまでにつくれって言ってるのにつくってこないみたいな。つくってこなくて間に合わないのに連絡がない。で、連絡するとものすごい不機嫌なのが返ってくる。おまえバカなの? みたいな。何か最低限できないっていうか、それはちょっとアウトオブ眼中かもしれないですけど。
【杉田】 それもう全然違う話だね、もはやね。
【向井】 だけどつくるっていうのが仕事じゃないですか、それって機能面じゃないですか。でも顧客が1番求めてるのってそこじゃないじゃないですか。もっとこう、何を最初にしたいかっていうことをきちんと聞いてもらわないと、と思いますよね。だからこっち、頼む側からしたら頼めないですよね、変な話。
【杉田】 俺が1番最初に入った会社で今でも、いろいろあるんだけど、いい話だなって思うのは、お客さんって基本的に自分のしてほしいことを言ってくれないからっていう話。それは、もちろん知識が足りなくてっていう意味合いもあるし、イメージとして自分の中のイメージはこれっていうのがあるから、だからそのまま聞いたら仕事にならないって言われてて、っていうのは言われていて。
【向井】 だから専門性がいるっていうことね?
【杉田】 そうそうそう。お客さんが青って言ってるのは、何で青っていうことを言ってるのかっていうのをくみ取ってあげて、今の時代は緑ですよって出してあげないと。それはもう仕事じゃないからっていう話はすごいされたから、それはすごいいい話だなと思って。
【向井】 分かる。作業なんですよね、言われたことをやるっていうのは。
【杉田】 それはもう完全にロボットができる世界になっちゃうから。
【向井】 確かに。だから何かホームページ制作とかも最近AIがデザイン勝手に組んでくれてみたいのあるらしいですね。
【杉田】 あるでしょう、そりゃそうでしょう。勝てないですよ。
【向井】 勝てないですよね。
【杉田】 絶対勝てない。
【向井】 本当。だからイベント制作系の話でもあるんですけど、ぶっちゃけデザインなんて、言っちゃ悪いけど、テンプレみたいなもんだと思うんですよね、僕は。
【杉田】 でもある程度はそうじゃない? 理論があるから、一応ね。
【向井】 ですよね。であればもはや、結局大企業とかでも問われるのはROIなんですって。当たり前の話ですけどね。ようやく来たんです、マーケティングの時代が。
【杉田】 それじゃあコピーライターもそうじゃないですか。AIでものすごい……。
【向井】 らしいですね。
【杉田】 反応がいい言葉をネット上から集めてきて、それを並べてある程度整合性とれるやつにできるみたいなのがあるらしい。
【向井】 だから、そう考えると何なんだろうなっていうのがありますけどね。
【杉田】 ディレクションとコンサルティングは人間にしかできないから。
【向井】 と企画ですよね。そう、分かる。だから僕、別にあれですもんね。広告とかマーケティングの企画ができるっていうのは、多分1番僕の強みというか好きなとこでもあるんで。そこは多分なくならないと思うんですよ。コンピューターはきっとあんまり予測ができない、できるのかな?
【杉田】 ある程度はできるんじゃない?
【向井】 ある程度予測できますけど、それが果たして正しいかっていう話ですよね。まあ、分かんないですけど。詳しい人、またよろしくっていう感じですけど。いずれにしても専門性、専門性の中身の話ですね、今日したのは。というわけで、ただ単に専門性を磨くだけじゃなくて、機能面の専門性ではなく、きちんとお客さんのニーズに応えるっていう意味の専門性ですね。
【杉田】 そうだね。もしくは、本当に専門家の人って、本当に超めちゃくちゃ最先端じゃないけど、すごい研ぎ澄まされてる専門家も必要だと思うだよ。Googleアナリティクスをもう血反吐が出るぐらい毎日見続けて、毎日やり続けてるみたいな人、その人は別にもういらない、だからそういうの。それが超プロみたいな。でも中途半端な人が多いから、だったらどっちか。本当に山にこもって陶芸してるみたいな感じくらいに、もうそれ以外全く捨てるのか、ちゃんとお客さんのニーズに応えて、っていうちゃんとした話が聞ける専門家みたいなのになるか、どっちかしか生き残れないですよね。
【向井】 分かるわ。前お台場に行ったんですけど、レインボーブリッジって歩いて行けるんですよ、お台場のほうから芝浦のほうに。逆もしかりですけど。●(13:02)。で、時間がちょっと微妙だったので、タクシーの運転手さんにレインボーブリッジの入り口に行ってくださいと。で、歩いて行けるんで、歩いて行けるところの入り口って言ったら、すごいそこら辺をクルクルし始めて。結局何か1周ぐらい。お台場って結構網目状ではないですけども頑張ればクルクル回れるじゃないですか。で、1周され、何かちょっと向井さんものすごい不機嫌になり、時間が微妙だったので、ここですみたいな、次右とかいちいち全部言わないといけなくて、何か、何て言うんですか、お台場の駅に止まってる運転手だったら分かってるとこっちは思うじゃないですか。
【杉田】 まあね、まあまあ、そう思うと思うよ。
【向井】 本当お金払いたくなかったですけど、払いましたけどね。
【杉田】 確かにそう思うと思う。
【向井】 やや説明が悪かったなとか、自分のとか、そういう反省してますけどね。そのレベルだと思うんですよ、みんな、たいていの会社って。
【杉田】 そうだろうね、そうだと思う。何かカーナビいじくって車を運転する仕事じゃないぜっていうことでしょ?
【向井】 そうそうそう、自動運転でいいぜみたいな、それだったら。
【杉田】 快適に目的地に連れて行ってくれっていうことでしょ? 僕の仕事、そっちじゃないよ、こっちだからね。
【向井】 タクシーは乗せることが仕事じゃないっていう話です。ちゃんとそこに間に合うっていう、お客のニーズがあるから。
【杉田】 そうだね、何に金払ってるかだね。
【向井】 っていう話です。まとまってますかね? ちゃんと。じゃ、こんな感じで、ありがとうございました。
【杉田】 ありがとうございます。
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