Podcast第021回目「エリートのマーケティング7つの大罪:競合ばかり気にする」

売上の上がらないエリートのマーケティングシリーズ。
第6回目のテーマは
「エリートのマーケティング7つの大罪:競合ばかり気にする」
競合が何をするか?
その事例をすぐ真似したがる。
競合がしてないからしない。
顧客が本当に求めてるのは、競合も誰もしてないことなのに…
・競合や周りを気にする人の特徴と心理
・パクられないUSPとは?


こちらも参考になると思います。
正しい他社事例の活用方法
書き起こしはこちら クリックで展開
【向井】 こんにちは、向井です。
【杉田】 こんにちは、杉田です。
【向井】 コンテンツマーケティング集客のツボ、ポッドキャスト始まります。今回はシリーズものの、エリートのマーケティング7つの罪の6回目。6回目の罪は、顧客よりも家族や競合や社員のほうが大事っていう話です。これどういうことかって言うと、前言ってることにも関係する部分があると思うんですけど、例えば、この広告を打ったらどう思われるか? どう思われるかのその対象が、顧客じゃなくて、競合とか社員とか。
【杉田】 周りに。
【向井】 そう、周りの人。確かに周りの人のほうの声が目立つと言えば目立ちます。だけど、1番大事なのは誰?というか、おまえ誰のためにビジネスしているの? みたいな。ダンケネディが言っていて、なるほどと思ったのが、同僚が1番クソっていう話ですよ。何で1番クソかって言ったら、例えば広告つくるでしょ? それに対して論評すると、ケチつけるわけです。ケチつけるけど、その広告見たら絶対金を払わないみたいな。クライアントだったらケチはつけるけど金は払う。同僚が1番クソっていうのは、金払わないくせに論評はする、それと一緒ですよね。競合にいじめられるらしいですよ、僕よく分かんないんですけど、業界におったら。何か会合があって、その会合に参加しなくたっていいのになと思いますけどね。目立って何か言われるんですって。
【杉田】 まあ、あるだろうね。
【向井】 バカらしいなと思うんですけど。
【杉田】 やんちゃなことしてるらしいですね、みたいなことでしょ?
【向井】 いや、でも、何かみんなムラの中で生きてますよね。ムラってカタカナで書くムラ。これ何か、そういうのもちろんビジネスだけじゃなくて、人間関係あればそうなんですかね、好きなこと言えないみたいな。何か誰かに言われるんじゃないかとか。そんなのいいじゃないですか。僕すごく思うのが、結局炎上の話、さっき言ってたような炎上の話とも関連するとは思うんですけど、結局、じゃあ、おまえ誰のためにビジネスしてるの? っていう話なんですよ。もともと絶対起業するときにあったはずでしょ? この問題を解決するためにやりたいみたいな。ぶっちゃけ言うと、そういうのがないとコンテンツマーケティングは厳しいと思います、僕はね。だって、思いがないですから、伝えたいことが。で、伝えたいことがあるから、それを届けようとするわけでしょ? それは競合とかその家族とか社員に何と言われようが。だから、どうしてもメッセージとしては熱いものになると思うし、他社とは違うものになる。だから、みんな他社と同じものだったら、お客さん、どれ選んでいいか分かんないですもん。これって変な話ですけど、頭で考えるとかじゃなくて、USPの話もあるじゃないですか。USPもみんな理知的に考えようとしてません? わりと。
【杉田】 そうだと思うよ。
【向井】 要はUnique Selling Propositionっていうのがあって、それでつくるみたいな。つくる、いや、つくるんじゃない、おまえの人生だみたいな。分かります? 僕の話。
【杉田】 分かる、分かる。だからUSPって自分だけの価値みたいな感じ、すごいざっくりめに言っちゃうと。
【向井】 うちにしかない特徴みたいな意味ですよね。
【杉田】 それってやっぱり、結局のところ、もちろんつくるっていう言い方のほうが作業としては正しいのかもしれないけど、でも、してることって結局は決めるっていう作業なわけじゃないですか。だから、自分の中にこういう思いとこういう思いとこういう思いがあって、例えば会社の中にこういう思いがあってとか、こういうことをやってきて、じゃあ、これって決めるっていう。で、これは絶対に逃さないみたいな、決めるみたいな作業だと思うから、それはそうだと思う。全くないものを目標にするのつらいから。
【向井】 そうですよ。何かつくったUSPってパクられるんですよね。よくドミノピザの話、USPのいい例として挙げられるじゃないですか。でも、他社速効パクれるでしょ? 30分以内にって。だけど、そこじゃないよみたいな。だから、最近、最近じゃないですけど、数年前やってたのは、社長が出てキャラで売るみたいな。
【杉田】 キャラクタービジネスね。
【向井】 そう。社長さんが外人なんですよ。スコット社長のダジャレ、今でも覚えてますね、ダジャレ A DAYって言って、ダジャレを言うんですよ、毎日。それだけ。
【杉田】 いいんじゃない。
【向井】 何かコマーシャルでもドミノピザって、ドミノピザってあるじゃないですか。あれをダジャレで、どこのピザ、とかやってたの覚えますかね?
【杉田】 分かんない、覚えてない。
【向井】 やってたんですよ。こういう商品があるのは、どこのピザって、で、ドミノピザみたいな、ダジャレですよね。でも、だから多分、そういうあれがあったんだと思います、風土っていうか空気というか、社内でね。で、それをやったんだと思います。だけど、他社にはないでしょ? だってまねできないですよ、企業文化なんですから。だから何て言うんですかね、そこを出すしかないと思うんですよね、僕は、正直言うと。
【杉田】 そうだね。
【向井】 だって、あの第三のビール、1番最初につくったのどこか知ってます?
【杉田】 分かんない、どこがつくったの?
【向井】 ちなみに今1番売れてるのはキリンなんですよ。のどごし生。1番最初につくったのどこだと思いますか?
【杉田】 どこ?
【向井】 サッポロなんですよね。っていうか誰も知らないでしょ? そんなこと。それだしサッポロ売れてないんですよ、正直言うと。サッポロの第三のビールって何だっけ? 金麦じゃなくて、金のホップ? ホップと麦? そんな名前ですよ。
【杉田】 あったね、どっちもあったような気がする。
【向井】 でも、1番売れてるのはのどごし生なんですよね。だから、そんなのパクられるわけです、すぐ、USPとかいっても。じゃなくて、じゃあ、ある種のコアバリューみたいな話ですよね。俺たちは何を提供してるんだ、誰に対して提供してるんだっていう話ですよね。そこをきちんとメッセージとしてつくったのを届けるっていう話ですよ。ところが、思いがなければ空っぽですから、意味がないですね。だから、そこがカチッとしていれば、ぶっちゃけ競合とか家族とか社員が何言おうが、俺はこれをやるんだっていう話ですよ。
【杉田】 そうだよね。だから、ドミノピザだって、30分で届けるっていうのってどの思いから来てるのか分かんないけど、最高においしい状態で食ってほしいっていう意味合いで30分って言ってるのか、例えばその時間、この時間までにパーティーの時間に間に合ってほしいとか、時間を、いつ来るか分かんないんじゃなくて、ちゃんと時間に来てほしいとかっていうところなのか分かんないけど、でも、それは、その思いはずっと続くじゃないですか。30分って言ってたけど、事故が多くてやめちゃったとか、パクられすぎてやめちゃったっていうのあったとしても、その思いってずっと続くじゃないですか。その方法は変わってるけどね。だから、その思い自体はオリジナルになるから、だから、それはいいよね。
【向井】 おっしゃるとおりです。だから、結局ミッションとかビジョンとかの話になってくるんですよ。確かにドミノピザもそんな感じだったと思います。
【杉田】 何かその、陽気なおっさんがダジャレを言っててのほうが、例えば、仮にね、アメリカの感覚分かんないけど、日本人からしたら、何か陽気なアメリカのおっさんが元気な感じでやってるピザ屋さんのほうがおいしそうだなと。それはピザをおいしく食べるっていうブランドにはかなっているから、そっちのほうは。何か病的なおじさんがやってるピザはおいしくなさそうじゃないですか。パーティーとかのイメージ強いから。
【向井】 確かにね。だから、結局そこなんですよね。誰のために何をなぜ提供するのか、それは真似じゃないんで、それがパシッと決まれば、競合なんかどっちでもいいんですよ。で、それで怒るやつは、悪いけど客じゃないっていう話ですよ。
【杉田】 そうだね。
【向井】 そう。何か変な話、それで、そうは言っても怒らせるのが怖い、その太いクライアントがいて、それを怒らせるのが怖いっていうんだったら、別にそれはそれで一生下請けやってくださってどうぞっていう感じですけど、僕はそういう人とは一緒に仕事をしたいとは思わないので、起業家ですよね、と思うのでね。だって面白くないじゃないですか。下請けを増やしましょう、なので営業頑張ってくださいみたいな。
【杉田】 楽だと思うよ。楽は楽だと思う。
【向井】 いや、いいと思いますよ、それで。全然、僕は否定はしないです、そういう人がいても。でも価値観が違う。
【杉田】 そういう能力の人もいるからね。
【向井】 そうそう。で、そういう人に限って、こっちが違うことをするとネチネチ言う。消えてくれっていう話ですね。
【杉田】 そこは割り切ってやってほしいよね。
【向井】 本当そう思います。そんな話でした。だから、本当にあなたが見るべき人、エリートっていうのはみんな、まんま、さっきも言ってたようなブランドとか話を気にしすぎると。で、次、目を向くのは、社内の話だったりとか競合に何言われるかとか、そういう話なんですけど、そこじゃないよみたいな、おまえが救うべきは顧客だぞっていう話ですね。というところでした。6回目、次回で最終回です。ありがとうございました。
【杉田】 ありがとうございました。

 
Podcastで聞くことができます。

 

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

顧客が巻き込まれ、シェアしてくれるコンテンツの作りこみ方

コンテンツをもっと読みやすくするための8つの簡単な方法

Podcast第055回目「失敗談から見る、マーケティングの心構え」

Podcast第075回目「眼の前しか見えてない奴らには戦略家の凄さが分からない...

Podcast第007回目「サラリーマンこそリスクある職業だと思う理由」

創造的な手法

コンテンツマーケティングから利益を得る49の創造的な手法